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Q1 前職までの職歴を教えてください
自衛官として、南西域にて通信電子機器の保守運用管理を行い防空任務に携わったほか、品質管理、情報保証などの付加業務担当者となり、規則の改正や教育、監査対応などを実施しておりました。私が扱っていた通信電子機器は空の安全に影響することでしたので、常時運用は前提として、故障中断時における迅速な対応と復旧が常に求められていました。また、所属員の行いが組織の行いと見なされるので、いかに秩序を守り使命感を持続するか、仲間を守るかといったことを考え、「良い組織とはなんだろう」と仲間と思いをぶつけ、あるべき姿を模索しながら過ごした怒涛の毎日でした。職責を自覚して何事にも真摯に対応すること、職務を全うする姿勢をもつこと、周囲の人々を大切にする思いは、現在仕事をする上でも大事にしています。
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Q2 プライムクロスへの転職理由は?
公務員としてある程度見えてしまっている道を歩むのではなく、自分自身で道を切り開いてみたいと思ったのが転職のきっかけです。
もともと専門が通信分野であったこともあり、ITやシステムなど身近に感じていましたが、前職にて民間企業へ出向した際に、実際にモノを作るエンジニアたちの発想や思考に触れる機会を多くいただき、そこで最新の技術を用いてシステムを作り上げていく姿と工程に感銘と衝撃を受け、自然と自分もITで何かしらのモノづくりをしたい、と思うようになりました。ただ、民間企業で即戦力となる能力やスキルなど特段なかったので、とにかく社会人として早く成長できる環境に身を置くことを第一に検討していたと同時に、型にはまらない、はめようとしない環境はないかと、転職市場としては非常に我儘な条件で探して行きついたのがプライムクロスでした。
20代成長環境として高い評価があったことも入社を決めた一つの要素ですが、プライムクロスでは設立したばかりであった部署のメンバー募集であったことも印象的でした。話を聞いてみると、若手社員が多くの業務を自分の考えをもって進め、その取り組む業務もメンバー個々に異なり、何をやっているか一言では言い切れない、しかしながら全社として強化していく部門であるということから、まさに型にはまらない環境で、「もしかしたら何か新しいことができるかも」と感じたことも、決意の要因として多くを占めていたと思います。 -
Q3 今の業務内容は?
主に社内の基幹システムであるkintoneのアプリ設計・開発・運用保守を担っています。他部署からkintoneで実現したい業務の依頼を受け、ありたい流れやアウトプットの形をヒアリングし、標準機能とカスタマイズを組み合わせて構築を行います。また、社外案件として協力会社とともにクライアントへのkintone導入案件を担当し、要件定義から納品まで一連の工程に携わっています。私はエンジニアとして在籍していますが、ただ作るだけでなく、利用者にとって、最適なゴールがどんな姿かを考え、それを目指して要件を整理し進捗させることに深く関わっています。関係者と話し合いを重ねながら、ああでもない、こうでもない、これだとうまくいくんじゃないかと考え、設計し、形を作り、作ったものを運用し、利用者の声を聞いて改善を行い、プロジェクトを進めていくことにやりがいを感じています。
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Q4 入社前と入社後ギャップを教えてください
型にはまらない環境を求めていたものの、想定以上に自由の幅が広いことに戸惑いがありました。なにもないところからなにか価値のあるものを生み出す、生み出さなければならない、自ら成し遂げなければならない、といったプレッシャーがあり、一時期深く考え込んでしまいました。とりあえず思い描いた10%でも言葉に出す、50%で形にしてみる、フィードバックを受ける、修正をする、ということを繰り返し、“自由”の中で自分が達成できる点を模索しました。多角的な視野で思考することを心がけ、日々取り組みを改善しながら、自分に合った進め方を確立していくことに努めています。
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Q5 プライムクロスの好きなところ、入社してよかったと思う事、おすすめは?
これをしたい、こう進めたいという個人の思いと姿勢を大切にしてくださる環境、またその実現を支援してくださる環境が用意されていると感じています。会社に入ったからには何かしら成果を出したい、貢献したい、と思われるかと思いますが、これまでの経験がある種特殊である私にとって、営利を求め、「成果を出す」ということは結構ハードルの高いものと感じていました。そんななかで、新規の事業や制度を提案する場である別次元サミットに参加し、提案を評価していただいたことは、会社に所属する身として大きな意義があったと実感しています。そのほかにも個人の成長、会社の成長に繋がるさまざまなイベントや勉強会がありますし、それぞれについて知識や経験は追いつかずとも、何かしらの形で参加できる機会が用意されていることに魅力を感じています。
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Q5 プライムクロスでの次の目標は?
私の主要武器であるkintoneの可能性を広げること、それを周囲に伝えていくことです。kintoneはそれだけで完結してしまうものでなく、色んなサービスやAPIと連携して構築することのできるシステムなので、アイディア次第で様々なことを実現できますし、システム自体も毎月のアップデートで進化しているので、できることの可能性が広がっていく楽しみがあります。開発者としてできることをいかに汎用的に使える形にするか、安易に利用できる形にするかといった点に注力し、自分の技術力をあげつつ、利用者にとって更に使いやすい環境を提供したいと思っています。一方で、開発者、保守者としてのナレッジが蓄積されておらず、属人化の傾向にあるため、ルールを明文化し、チームとしての保持すべき知識基準や後進育成の手段についても定め、運用していくことを目標としています。
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